小諸・藤村文学賞

日本の代表的文豪の1人である島崎藤村は1899年(明治32年)4月、27歳のとき、旧師木村熊二の招きにより小諸義塾に国語・英語の教師として赴き、1905年(明治38年)4月までの6年間余りを小諸に住みました。

 藤村は小諸で詠んだ詩を『落梅集』に編んで上梓しましたが、中でも「千曲川旅情の歌」は、屈指の名作として今も愛唱され続けています。藤村が「小諸なる古城のほとり、雲白く遊子悲しむ……」と流麗に詠った小諸は、信州では東方に位置する浅間山麓にあり、美しい自然と景観に恵まれた詩情豊かな高原文化都市であります。

 そこで、藤村にゆかりの深い小諸市では、藤村の没後50年、生誕120年を記念し、1992年(平成4年)に「小諸・藤村文学賞」を設け、随筆(エッセー)を全国から募集しました。